沼のほとりで心が叫びたがっているんだ

推しごと備忘録。2.5沼で藻掻いているJの森の民のつぶやき。

バクマン。を観てきた話

 私はマンガ・アニメ原作の映画が大好物で積極的に観に行くタイプで。
 はるか昔に伝説の「デビルマン」も映画館で観たし、「暗殺教室」「鋼の錬金術師」「BLEACH」「曇天に笑う」「銀魂」「斉木楠雄のψ難」…他いろいろ観ている。
 原作を蔑ろにされるのはイヤだけど、原作改変すべてを悪の所行とは思っていないし、ある程度は容認できる。原作改変なんてクソ!万死に値するみたいなファン心理もある。でも予算の関係などなど大人の事情もあるのだろう。
 映画ハガレンなんてもう鑑賞前に悪評を見すぎたせいか、評判よりもずっと面白いやないのと思った。山田様は美しかったし多少の難は不問にするという領域に達していた。(※1)

 

 でも所詮オタクなので、映画「進撃の巨人」は怖くて未だに観たことがない。耳に入ってきた内容だけでお腹いっぱいになったので、この先も観ることはないと思う。
 原作の再現率が高い=正義という流れは、この映画の炎上が教訓になったのではないかと個人的に思っている。俳優側も原作キャラに率先して寄せていくようになった気がする。寄せることは物真似ではなく原作に対するリスペクトです!みたいな雰囲気になった。
 「キングダム」を観た時、大沢たかお氏の王騎将軍がアニメの王騎そのままでかなり驚いた。彼ほどの俳優だったら、オレが王騎ですけどなにか路線でも突っ走っても誰も文句は言わないだろうに…。なんて思うけれど、世間的には分からない。キャラに寄せることはもはや美徳となっている。

 


 2019年に一気に2.5沼にハマった女なので、2.5次元舞台界隈がこれまでどう変貌してきたのかは良く知らない。
 ここ3年ばかり観てきた2.5界隈は、再現率すげえええええ原作リスペクトしてるうう舞台ばかりだ。それはそれで満足してきたのだけど、以前ほど感動しなくなった自分もいる。キャラ再現率の高さはもはやデフォルト設定なので、多少なことでは驚かなくなった。
 じゃあ何に心が揺さぶられるかというと、原点回帰で演劇としての面白味なのかもしれない。

 

 で、ようやく舞台バクマン。の話なのだけど純粋に面白かった。原作に忠実じゃなくても舞台として面白かったら別に気にならないんだなと、素人の感想で申し訳ないのだけど感動した。
 バクマン。の続きも舞台化してくれないかな。
 メルパルクOSAKAに行ったのだけど新大阪駅のすぐ傍でとても便利。新大阪駅ってこんなに綺麗だっけ??と数年ぶりの大阪にもビックリ。コロナ感染者が減っていた頃だったので新大阪で一泊。友人と茶屋町の刀ステカフェに行ったり、ひらパー黒執事展に行ったり、久しぶりに遠征を満喫。オタ活楽しい。

 

 

 2.5次元舞台はこれからどこに向かうのかな。そろそろ次世代フェーズなのかな。絶賛売り出し中の若手メインの舞台と、若手と中堅で演劇の奥深さもプラスしていくような舞台に二極化するのかも。
 とりあえずドル売りの若俳が多すぎてババアには覚えられない。(まあ本尊が四十路Kidsなので鈴木くんも私にとっては若手だけども。)ボーイズグループ出身のイケメンも登場してきたし、2.5界隈では常に何かが始まっている。一周回ってJの森は静かで良いわぁ……なんて気持ちになっている。

 

 

 

 

 


※1
映画ハガレン。……でもどうしても許せないことはあった。
大画面に写し出されたノースリーブ姿の金髪エドには、黒々とした脇毛が生えていた。
金髪なのに黒脇毛。…無いわ。マジ無いわ。Jに忖度して山田様に「脇毛剃ってくれ」と言えなかったのだろうか。いやでも脇毛ぐらい画像補正でさくさく消せるよね。映画公開時まで黒脇毛に気付かないなんてことある?嘘だろ。…そうゆうとこ。そうゆうとこがオタクを怒らせるんだよ!とは思った。